外壁のコーキングは、建物の寿命を左右する重要な部分です。
しかし、目に見える部分ではないため、劣化に気づきにくく、適切な時期にメンテナンスをするのが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、外壁コーキングの補修費用と、劣化症状について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、外壁コーキングの補修時期や費用相場が理解でき、最適な補修方法を選択できるようになるでしょう。
□外壁コーキング補修の費用と工法の違い
外壁コーキングの補修には、「打ち替え」と「増し打ち」という2種類の工法があります。
それぞれの工法によって、費用や耐久性に違いがあります。
1:打ち替え
打ち替えは、古いコーキング材を完全に撤去し、新しいコーキング材を新たに打つ工法です。
劣化が著しい場合や、防水性を高めたい場合に適しています。
2:増し打ち
増し打ちは、古いコーキング材の上に新しいコーキング材を重ねて打つ工法です。
打ち替えに比べて費用を抑えられますが、耐久性は打ち替えよりも劣ります。
3:費用相場
・打ち替え:約46~68万円
・増し打ち:約39~57万円
費用は、建物の規模や劣化状況、使用する材料によって異なります。
□コーキング補修が必要な劣化症状と寿命
コーキングは、紫外線や雨風などの影響を受けやすく、経年劣化が避けられません。
コーキングの劣化症状には、以下のようなものがあります。
1:ひび割れ
コーキング材は、紫外線によって硬化し、ひび割れが発生します。
ひび割れは、防水性の低下や、そこから水が浸入し建物を腐食させる原因となるため、早めの補修が必要です。
2:剥がれ
コーキング材が外壁から剥がれるのは、接着力が弱まっているサインです。
コーキング材の劣化が原因となる場合もあれば、施工不良が原因となる場合もあります。
3:肉やせ
コーキング材が痩せて、隙間が空いている状態です。
コーキング材の劣化や、施工時の厚みが不足していることが原因と考えられます。
4:寿命
コーキング材の寿命は、およそ10年です。
しかし、建物の場所や環境によって寿命は大きく異なります。
コーキング材の劣化に気づいたら、早急に専門会社に相談しましょう。
□まとめ
外壁コーキングの補修は、建物の寿命を大きく左右する重要なメンテナンスです。
適切な時期に適切な補修を行うことで、建物の耐久性を高め、長く住み続けられるようにすることができます。
今回は、外壁コーキングの補修費用と、劣化症状について解説しました。
この記事を参考にして、外壁コーキングの状態をチェックし、必要であれば適切な補修を行いましょう。
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