モダンなデザインとメンテナンスの効率性を重視する住宅所有者の皆様。
新築やリフォームで外壁材選びに迷われている方も多いのではないでしょうか。
今回は、スタイリッシュな外観と優れた耐久性で人気の高い縦張りサイディングについて、その特性やメリット・デメリット、横張りとの違いを詳しく解説していきます。
□縦張りサイディングの特性とメリット
縦張りサイディングは、外壁全体に「水切り」と呼ばれる目地があるのが特徴です。
サイディングの長さは約3mのため、縦張りではどうしても中間に目地が必要となり、見た目に段差が生じます。
しかし、この目地は板金で覆われているため、シーリングの使用箇所が少なく、メンテナンス費用を抑えられるというメリットがあります。
1:メンテナンス費用を抑えられる
縦張りサイディングでは、横張りサイディングに比べてシーリングの使用箇所が少なく、経年劣化によるシーリングの補修費用を抑えることができます。
シーリングは5〜10年程度で劣化し、補修が必要となるため、メンテナンス費用を長期的に見据えると、縦張りが有利と言えるでしょう。
2:雨水が溜まりにくい構造
縦張りサイディングは、サイディング同士のつなぎ目が横方向にできないため、雨水が溜まりにくく、水はけが良い構造となっています。
仮に雨水がつなぎ目に入っても、下に向かって流れ落ちるため、外壁の劣化を防ぐ効果も期待できます。
□縦張りサイディングと横張りサイディングの違い
縦張りサイディングと横張りサイディングは、それぞれ見た目や施工方法、コスト面で異なる特徴があります。
ここでは、両者の違いを比較し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
1:見た目
縦張りサイディングは、目地が横方向に走るため、スッキリとしたスタイリッシュな印象を与えます。
一方、横張りサイディングは目地が縦方向に走るため、落ち着きのある印象を与えます。
どちらの見た目がお好みかによって、選択が変わってくるでしょう。
2:施工費用
一般的に、縦張りサイディングは横張りサイディングよりも施工費用が高くなります。
これは、縦張りは横張りよりも施工に手間がかかるためです。
しかし、メンテナンス費用を抑えられることを考えると、長期的なコストパフォーマンスは縦張りの方が優れていると言えるでしょう。
3:メンテナンスコスト
前述した通り、縦張りサイディングはシーリングの使用箇所が少ないため、メンテナンス費用が抑えられます。
一方、横張りサイディングはシーリングの使用箇所が多く、定期的な補修が必要となるため、メンテナンス費用がかかります。
□まとめ
縦張りサイディングは、スタイリッシュな見た目とメンテナンスコストの低さが魅力です。
ただし、横張りサイディングよりも施工費用が高くなる傾向があります。
新築やリフォームで外壁材を選ぶ際には、それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、ご自身のニーズやライフスタイルに合った最適な選択肢を選びましょう。
屋根のリフォームをお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。
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