築年数が経った家を所有していて、外壁の塗り替えを検討しているけど、どんな外壁材なのかわからない、種類別の特徴を知りたいと思っているあなた。
この記事では、外壁の種類を見分けるための具体的な方法を解説します。
適切な塗り替え方法を選択し、安心して外壁塗装を行えるようにサポートします。
外壁の種類を見分けるための基礎知識
外壁の種類を判断する上で重要な要素はいくつかあります。
まずは、外壁の「目地」の有無やシーリング材の有無、外壁の厚みや叩いた時の音などに注目してみましょう。
1: 目地の有無
目地とは、外壁材を繋ぎ合わせる際にできる隙間のことです。
・ 目地がある→窯業系サイディング、ALC
・ 目地がない→モルタル外壁
・ 目地はあるが目立たない→金属系サイディング
窯業サイディングやALCはボードを組み合わせて施工するため、必ず目地が存在します。
金属系サイディングにも目地はありますが、目立ちにくいように施工されることが多いです。
モルタル外壁は目地がないのが特徴で、シェアの高い外壁材の中では一番わかりやすいでしょう。
2: シーリング材の有無
目地がある外壁材の場合、シーリング材が充填されているかどうかを確認しましょう。
・ シーリング材が充填されている→窯業系サイディング、ALC
・ シーリング材が充填されていない→モルタル、金属系サイディング
3: 外壁の厚みと叩いた時の音
外壁の厚みや叩いた時の音も、種類を見分ける手がかりになります。
・ 厚みが薄く、叩くと軽い音がする→窯業系サイディング、ALC
・ 厚みがあり、叩くと重い音がする→モルタル外壁
・ 金属特有の音がする→金属系サイディング
サイディングとモルタルの見分け方
シェアの高い外壁材であるサイディングとモルタルは、見た目が似ているため、見分けが難しい場合があります。
それぞれの材質や特徴、仕上げ方法の違いを理解することで、より正確に見分けられるようになります。
1: サイディング
サイディングは、軽量で耐久性に優れた外壁材です。
様々なデザインや素材があり、レンガ調、石目調など、個性的な外壁を実現できます。
・ 材質：窯業系、金属系、木質系など
・ 特徴：軽量、耐久性、デザイン性が高い、施工がしやすい
・ 仕上げ方法：塗装、プリント、木目調など
2: モルタル
モルタルは、セメント、砂、水を混ぜて作った外壁材です。
塗り壁のような自然な風合いが特徴で、和風建築によく使用されます。
・ 材質：セメント、砂、水
・ 特徴：耐久性が高い、自然な風合い、デザインの自由度が高い
・ 仕上げ方法：塗装、左官仕上げ（ジョリパットなど）、タイル貼りなど
まとめ
外壁の種類を見分けるには、目地の有無、シーリング材の有無、外壁の厚みや叩いた時の音などに注目することが重要です。
サイディングとモルタルは、材質や特徴、仕上げ方法が異なるため、それぞれの特徴を理解することで、より正確に見分けることができます。
適切な塗り替え方法を選択し、安心して外壁塗装を行えるようにしましょう。
