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モルタル塗り|外壁・内装の仕上げ材としての特徴と用途を解説

モルタル塗りとは、セメントと砂を水で練り合わせた材料を壁や床に塗る仕上げ材です。
左官工事の代表的な材料として、古くから建築物に使用されてきました。
モルタル塗りは、その用途や仕上げによって様々な種類があります。
今回は、モルタル塗りの特徴や用途、施工方法について詳しく解説していきます。
建築士や設計事務所で働く方にとって、モルタル塗りの知識は設計や施工の際に役立ちます。

モルタル塗りとは

モルタル塗りは、セメントモルタル塗りとも呼ばれ、湿式工法の一種です。
コテを使って壁や床に塗り仕上げることが一般的ですが、タイルなどの下地塗りにも使われます。

1: モルタルの材料

モルタルは、セメント、砂、水を混ぜ合わせて作られます。
セメントは、水と反応することで固まる性質を持つ材料です。
砂は、セメントと混ぜることでモルタルの強度を高め、体積を増します。
水は、セメントと砂を混ぜ合わせるための媒介となり、モルタルの硬化を促進します。

2: セメントモルタルとコンクリートの違い

モルタルとよく混同されるものに、コンクリートがあります。
コンクリートは、モルタルに砂利を加えたものです。
砂利は、モルタルの強度を高め、体積を増す効果があります。
モルタルとコンクリートの違いは、砂利の有無です。

3: モルタルの種類

モルタルには、セメントの種類や配合によって様々な種類があります。
代表的な種類としては、普通ポルトランドセメントモルタル、高炉セメントモルタル、早強セメントモルタルなどがあります。

4: 配合による性質の違い

モルタルの配合によって、強度、硬化時間、水密性などの性質が変化します。
下塗りには強度を重視した配合、上塗りには仕上げの美しさを重視した配合が用いられます。

5: ラスモルタルとは

ラスモルタルとは、モルタルに金網(ラス)を埋め込んで強度を高めたものです。
ラスモルタルは、ひび割れ防止や耐震性向上に効果があります。

モルタル塗りの用途と特徴

モルタル塗りは、外壁、内装、床など、様々な用途に使用されています。

1: モルタル塗りの用途

モルタル塗りは、外壁、内装、床など、様々な用途に使用されています。
・外壁:モルタル塗りは、外壁材として、耐久性、耐水性、耐火性などの優れた性能を発揮します。
・内装:モルタル塗りは、内装材として、デザイン性、機能性、耐久性を兼ね備えています。
・床:モルタル塗りは、床材として、強度、耐久性、防塵性などの優れた性能を発揮します。

2: モルタル塗りの長所

・デザイン性が高い
・様々な色や模様に仕上げることができる
・耐久性が高い
・耐水性、耐火性に優れている
・比較的安価

3: モルタル塗りの短所

・ひび割れが発生しやすい
・施工に時間がかかる
・メンテナンスが必要

4: モルタル塗りの仕上げの種類

モルタル塗りの仕上げには、様々な種類があります。
・コテ仕上げ:コテを使って、平滑な表面に仕上げる方法。
・塗り壁仕上げ:ローラーや刷毛を使って、凹凸のある表面に仕上げる方法。
・吹付け仕上げ:吹き付け機を使って、モルタルを吹き付ける方法。

まとめ

モルタル塗りは、セメントと砂を水で練り合わせた材料を壁や床に塗る仕上げ材です。
モルタル塗りは、耐久性、耐水性、耐火性などの優れた性能を備えていることから、外壁、内装、床など、様々な用途に使用されています。
モルタル塗りは、デザイン性も高く、様々な色や模様に仕上げることができます。
しかし、ひび割れが発生しやすいという欠点もあります。
モルタル塗りの特徴や用途、施工方法を理解することで、設計や施工の際にモルタル塗りを適切に選択することができます。

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